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フラプッチ~のダイビング日記。

[dive.424] 初のポイントで大ロスト!!

富戸2本目は、なんとハーフボートのポイントに行くとのこと。
ソフトコーラルが綺麗なんだって。
折角フラプッチも借り物ワイドつけてるし、富戸は「脇の浜」と「ヨコバマ」しか行ったことがないので、他のポイント大歓迎♪

しかも、ハーフボートのポイントに水面移動で行くんだって!!
噂には、その昔はIOPで4の根かなにかまで水面移動で行ったっていうこのガイドさん。
一度、そういうダイビングしてみたかったんだ~!
ポイントまで、なが~い水面移動で出発です!!楽し~い♪(へんですか?)
[dive.424] 初のポイントで大ロスト!!_d0056263_1444799.jpg

この回は、ガイドさんにフラプッチ、あと確か30代位の男性ダイバー2名。
…なんだけど。
ひとりのダイバーさんがすごい遅れをとってます。
はるか後方を泳いでる…。
かなり水面移動がキツかったらしいのは目に見えてましたが、ご本人も後で愚痴こぼしてました。
フラプッチに負けてどーする!もうちょっと運動して鍛えないとですよ!!ってハッパかけときました^^

そして、潜降…って、透視度2m位?
透視度が悪いのは水面移動中に水を見てわかってたので、フラプッチはガイドさんを見ながら潜降したのですが、潜降の瞬間にほかの2名が行方不明に><;ガイドさんが周囲の小さな範囲をぐるっと泳ぎ回って、ひとりは見つけたけど、もうひとりがみつからず…結局また水面へ。
さっき水面移動が遅れてたダイバーさんでした。息があがってて潜降できなかったみたい。フラプッチも同じ経験あるので、「もう少し息を整えてからにしましょう」とか言って、もうちょっと配慮してあげれば良かったなって思いました。自分が息あがってるときとか、今潜降無理って思っても、言い出せなかったりするからね…。 

呼吸を整えて、再度潜降。
今回は無事海底で集合できました。
早速写真を撮ってるガイドさん(上の写真)。
その姿を撮ってたら、こっちから!ってタンクつかまれて、ガイドさんが居たポジションに移されたのですが、フィッシュアイではキンギョには寄りきれなくて、コンデジで撮ってみました…
ソニーのT-700、クセにも慣れてきて結構撮れるようになってきてる気がしますが、泳ぎ回るものを近くから撮るのは難しいです。フルオートでSSとか換えられないし。。。この写真で1/80だったみたいですが、他のショットはブレブレで全然ダメでした。
[dive.424] 初のポイントで大ロスト!!_d0056263_14452478.jpg

そして、ソフトコーラル畑へ…
と~っても綺麗!
…なんだけど、やっぱりワイドって苦手><上手く撮れてません。
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途中でちょっと嫌気が差して、ヤマブキをコンデジで撮ってみたりして。
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水中カメラから逃げるキンギョ(笑)
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…ここで、ハッ!っと。
コンデジがない~!

そうだった、1本目でコンデジのストラップにつけてるカラビナをBCDのDリングから外したんだった。
それ忘れて、いつもの調子で、写真撮ってからBCのポケットにしまわずに手を離しちゃったよ!
ということは、さっきのヤマブキ撮ったところだ。
…って、気付いたところから5m位のところだったので、いそいそと取りに戻るフラプッチ。
やっぱりありました。良かった^^;;;

で、取りに戻るまえのところに行くと、誰も居ない。
と、透視度悪いから、近くに居るのかもだけど見えない><
みんなの進んでた方向考えて、もうちょっとそっちかもって進むと、すぐにこっちに向かってくるガイドさんと合流できました。探しに来てくれてたみたい。
このときに、このガイドさんはロストしたら探してくれる人なんだって気付くべきでした。

[dive.424] 初のポイントで大ロスト!!_d0056263_14461878.jpgで、見せてもらったカエルアンコウ。
実は肉眼で1匹居ることもよくわからなかったのだけど、2匹居たらしい^^;

これだけ撮ったら、岸の方へ戻り始めます。
もう?って思ったけど…
本当は、そこより奥がもっと綺麗なんだけど、エアが減ってる人がいたので、諦めたそう。
ひたすら水中を泳いでいきます。

と、シラコダイをガイドさんが撮ってる。
フラプッチも~って追いついてカメラ向けたころにはほとんどみんな逃げて、2匹しか残っていませんでした。
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2匹か~なんて撮って辺りを見回すと、誰も居ない><
また置いていかれちゃった…

潜降のときから、ここでガイドさんとはぐれるまで、コンパスをチラチラ見ていたので、ガイドさんが行ったであろう方向はなんとなく予想が付きます。
写真撮ってたと言っても、2,3ショットぐらいだから、置いていかれたにしてもたいした距離じゃないはず。透視度が悪すぎて見えないだけだろうけど、すぐ追いつくだろう…って、アタリをつけた方向に進んでいきます。
しばらく、そのうち追いつくだろとか、途中でキンギョ撮ったりして余裕かましてました。
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んが。
進めど進めど、追いつかない。
うーん、完全に置いていかれたか、アタリが間違っていたか。

しかたない、まだまだ岸まで距離はあるけれど、ひとりで帰るか…と暫く泳いでいたものの、「でも待てよ?もしかしたらロスト時は水面で集合って認識で居るかも?潜降ではぐれたときも水面で探したし」って思いなおして、水面へ出ることに。安全停止後、ボートの航路である可能性も考えて、安全停止フロートがわりに、フィンの片側を脱いで、頭上にまっすぐに腕を伸ばした先にフィンを掲げながらそろ~り、そろ~りと水面へ。
はるか遠~くに、ガイドさんが居ました。

「ロストしたら、1分探してから水面へ」
これ、OWで習いますよね…

ただ、世間で言う「フォト派」のショップではこれをしないところも多い。

復帰後初めてロストした時は、ガイドさんに教えてもらった被写体撮ってから見回したらフラプッチひとりでした。その時も透明度は良くなかった、数メートル?水中でも海面でも探し回ったけど見つからず、ビーチダイビングだったのでひとりでエキジット。ガイドさんともうひとりのゲストは、フラプッチのロストから1時間程経ってからエキジットしてきました。どうやら探してたのはフラプッチだけで、2人は、なんかがハッチアウトだか産卵だかしそうで目が離せなかったんだってさ。って目を輝かして興奮しながら話してくれてましたが全然頭に入りませんでした。

その頃まだフラプッチはダイビング復帰後の大多数をバディダイブで潜ってて、バディとは手が届くとは言わないまでも、2,3メートル以上は絶対に離れたことなかったので、それ以上離れること自体あり得ないのに、ロストして1時間も放置なんて、信じられませんでした。なので、罪無い笑顔で、「目が離せなくって~」って言われた時には、本当にショックでした。

これより少し前、大瀬崎の湾内の海中で事故前のダイバーを含むグループとすれ違って、そのうちのひとりが後でヘリで搬送されるところも見てます。海面に浮いて失神しているところを通りがかったボートに拾われたと聞きました。当然ながら、ロストして、その後の事故でしょう。その後彼がどうなったか知りませんが…。
湾内みたいな穏やかなところでも、事故は起きます。湾内では水深30cmのところで溺死した例もあります。この人もガイドだかイントラだかから、ひとりで先に上がれと言われて上がってきて、水深30cmのところで倒れたようです。
人間、溺死するのに洗面器一杯の水があれば充分と言います。
フラプッチも復帰後最初にロストしたとき、フラプッチとしては全く初めてのポイントで、1時間も放置して、何があったっておかしくないだろ?って腹も立ちましたが、、、

…でも、「放置」って、”フォト派”ではむしろ当たり前なのよね。
以前も、”フォト派”ショップで、散々放置されたし。それどころか、初心者(と後で知ったのだけど)と2人だけで行かされたり、ひとりで潜って来いとか言われたことあるし。

上記の1時間ロスト時も、後でガイドさんに「初心者じゃないんだから」「水面の泡とかで見つけられるだろう」と一蹴されました。(…水面でも勿論あちこち見渡したんだけど、泡とか見つからなかったのよ。フラプッチ、目悪いからね、、、エキジットしてから、サービスの人に泡を捜して!って頼んで、教えてもらってようやく2人が潜っている位置がわかったのでした。)
それ聞いたとき、「あ~フォト派はある意味常識が通らないというか、フォト派の常識ってのがまた別にあるんだ」って痛感しました。

ガイドさんとフラプッチとどっちが正しいかは二の次。現実的には、こういうショップ使ったら、置いていかれてそのまま1時間とかなるのがイヤなら、置いていかれないように自分が常に意識して付いていくしかないし、ロストされても探してくれないから自分でなんとかするしかない。

フラプッチはこれまでも何度か書いてきたとおり、ダイビング中の安全は自分で守るべきという考え方です。なんでもそうだけど、人の行動は変えられないから、何か嫌なことがあるなら、自分を変えるしかありません。危険を回避するには自分とだけの力では足りないことはあるかもしれないけれど、人が当てになるかわからない以上、自分として何ができるかを考え実行するしかないです。何が正しいとか論争したがる人も多いけど、現実的には論争は解決にならない。…論争した結論としての「正しい手順やルール」を、毎回新しいガイドやゲストさんとファンダイブする前に全部説明して、こうするべき!って説明するとかならともかくですが、、。

実は実際、これショップとしてやってるところもありますね。ゲスト全員に注意事項の紙を渡して、ダイビング前に全事項を確認する。でも今まで色々なショップ行きましたが、そんなショップは他には知りません。そこのオーナーさんと話したとき、「ダイビングは簡単な商売だ。きちんとやることやってさえ居ればお客様が来てくれる」とおっしゃってたのが印象に残ってます。そのオーナーさんに言わせれば、きちんとやることやってないショップが大半なのかもしれないですね。

ともかく、その後も”フォト派ショップ”で、ワイド撮れとか言われてワンツーマンなのに置き去り、海中どこにもガイドさんが見えないまま1時間とかいうのが数本とか…、色々あるうちに自分でも慣れてきてしまって、ひとりで先にあがったりするようになってたフラプッチ。
”フォト派=置き去り”の先入観がすっかり身についていたんだと思います。
今回初めてのポイントで、しかも岸から相当距離があったのに、自力で岸まで戻ろうとしたのは、ここも”フォト派”だしなぁっていう頭があったのかも。
でも、今回のガイドさんは、”フォト派”だけど…水面でかなり長いこと、私のことを待っていてくれたようです。
すみませんと平謝りするしかありませんでした。

実際…水面に出てみて、岸までまだかなりの距離がありました。泳いでた時にはどれ位岸から遠いのか、想像もついてなかった。そのまま泳いでて全然見当違いなところに行って、変なカレントにぶつかったりしたら、死んでたかもね。
このダイビングの少し前に、ロストはいかんって自分でブログに記事UPしてたのにね。

教訓。
初めてのガイドさんや、ロストしたことないガイドさんとは、ロストしたときの対応は話し合っておく。
特にフォト派ショップの場合は置き去りが”常識”かもしれないので…。

そして、ガイドさんと同行のゲストのお二方、ごめんなさいでした
というか、ロストの挙句死んだりしてたら、フラプッチは自業自得としても、ショップにすごい迷惑かけるところだった。反省してます。
でもま、ここのガイドさんは兄貴ぃな感じなので、「ず~いぶん遠くまで泳いだなー。ずっと待ってたんだぜ?」で終わりだったけど。フラプッチが申し訳なさそうにしてたからかも?
by frappucci | 2009-07-15 00:02 | ダイビング日記