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フラプッチ~のダイビング日記。

減圧症からの復帰潜水時の「反応」

先日医科歯科大に行ったとき、先生に「反応」について質問してきました。

「反応」とは、減圧症完治と診断後にダイビングをすると、また減圧症の症状が出るのに、診察すると減圧症とは診断されないその症状のこと。(通常の減圧症関連の用語なのか、医科歯科大でそういう症状を通称として呼んでいるのかは不明です。)

復帰時にかなりの割合で見られる現象だそうで、そのため、医科歯科大では復帰潜水後症状が出たら(おそらくそれが軽くて明らかに緊急を要しない場合には)すぐには診察せず、2週間ほど様子を見てもらっているとのこと。

減圧症は発症後できるだけ早く治療を始めたほうが良いので、2週間様子見てから連絡して診察を予約して(予約日が1週間近く先になってしまうこともある)診断して貰って再発とわかったらちょっと…という気もしますが、反応を起こす人が多いうえに医科歯科大ではチャンバー治療を前提とした新規患者の診断が1日2名しかできないことを考えると(朝チャンバー治療開始前に診察できる人数。一応書いておくと、今回フラプッチは午後診察だったのでこの2名の枠は取っていません)、優先度等考えると致し方ないのかもしれません。まぁ再発かもしれなくても午後とかに診断してもらえばいいのかもしれませんが、それで会社を休まないといけないとか考えると、チャンバー入る可能性があるなら会社人(?)としては朝診てもらえたほうがありがたいですね…

この反応、潜るたびに出ることもあるけれど、復帰後のダイビングの回を重ねるごとに出る症状の度合いが弱くなっていくことが多いとのことです。
減圧症患者の間でもあんまり知られていない気がするので、メモ書きしてみました☆

追記)反応と再発の自己判断は難しいとは思いますが、診察で再発とならないものが反応なので、知覚障害の自己診断(これ、やり方ブログに書いてないかもですね、ルレット使ったりするヤツです)でもある程度目処がつけられるでしょう。また、減圧症仲間の中には、発症のときは大抵複数個所の自覚症状が出る、と感じている人も居るようなので、一箇所気になる程度なら、反応の可能性が高い…のかもしれません。
by frappucci | 2008-04-29 09:14 | 危険情報