湿潤治療と水絆創膏~新しい傷の治療方法
去年柏島でケガをしたあと、傷の治療法についていくつか調べてメモしてあったのですが、今回ひざをすりむいたとき、賢2さんにその話をしたらへえーなんて反応だったので、皆さんにもご紹介しようと思います。
★湿潤治療
賢2さん、フラプッチがケガしているのを見て、消毒薬と絆創膏を買おう!って薬局に一緒に行ってくれたのですが、フラプッチは消毒薬は必要ない、絆創膏は違うやつがいい。って止めました。
従来、傷は消毒して乾かす、のが常識だったと思いますが、
最近は、傷は消毒せずに乾かさないほうが良い という考え方が出てきています。
これが湿潤治療です。
従来の方法では、
消毒することにより、正常な細胞や、集まってきた白血球まで破壊し、弊害の方が大きい。
また、乾かすことにより、皮膚を治癒するために分泌される傷口のジクジク、「細胞成長因子」の働きが阻害されると共に、乾燥に弱い真皮も殺してしまう。
という理論です。
もちろん、この治療法は、雑菌をなるべく落とすよう、まずは傷口をよく洗浄するのが前提です
ちなみに、フラプッチは4年前、アメリカでチャリでこけて破傷風の注射を打っているので、破傷風の心配はないのだ。10年は大丈夫って言われたもん。ふふぉっふぉっふぉ。外国でコケた甲斐があった。(?)まぁ日本ではあまりないかもですが、破傷風。これから温暖化で破傷風菌の勢力が増すとかあるかも?しかし、海外で擦り傷などが地面に触れた場合などは要注意です。以前雑誌ディスカバーを読んでいたら、サンディエゴでサッカーの試合の最中に転んでケガしたメキシコ人(=破傷風の予防接種を受けたことがない)が破傷風になった事例が載ってて…背中の筋肉がひきつれて背中がのけぞり、背骨が折れる…とか、恐ろしかった、、、
でもって、この理論もとにを商品化されたのが、BAND-AID キズパワーパッドです。
フラプッチも今回、この商品を購入。
通常の絆創膏と比べると高いけれど、一度貼ると最高5日間まで貼りっぱなしにできるし、傷の治りも早く(キズを3倍早く治すと宣伝してます)、跡も残りにくいのなら良いかもですね。
しかし、フラプッチのは傷がでかすぎて、端から汁が垂れてきます…ohz
従来の絆創膏のようにパッドがないのですが、結構膨らむので、傷口より大き目のものを貼るのが良いようです。
また、キズパワーパッドでこの体液を保つために利用されているハイドロコロイドは「乳幼児に使うとかなりの率で接触性皮膚炎を起こしたり,膿痂疹を作る」そうで、2歳以下の子供には使えないとか、既に化膿しているものには不向き、とか注意書きにありますので、利用の際には説明書をよく読みましょう
湿潤治療についての詳細は、この治療法について本等出版しているお医者さん、夏井 睦さんのHPで。また、こちらなどではもうちょっと大まかにざっと説明してあります。
★水絆創膏(液体絆創膏)
さてはて、上の治療法が良いにしても、絆創膏をカバーする防水のシートなどが手元にない場合、ダイビング中にケガをしたらどうすればよいでしょう?
この、水絆創膏がよいかもしれません。
瞬間接着剤のような液体を患部に塗布・乾燥させることで被膜を形成し、細菌の侵入等を防ぐもので、被膜が患部に密着するため皮膚の屈伸に強く、また、水にも強いというものです。
コロスキン(東京甲子社)、サカムケア(小林製薬)リュウバン(大木製薬)などという名前で売られています。
ちなみに。塗布時に一瞬しみることがあるとか書いてあるようですが…
実際は劇的に痛いらしいです。
アルコールで消毒する痛みの比でないらしい…
そして、これらの中身は殆どアロンアルファと同じで、実際アロンアルファでも代用できると聞きました。
度胸のある方、ぜひ実践してレポートしてくださいww
★止血して防水へ
ちょっとした切り傷の場合なら、アロンアルファで苦しまなくても、止血して防水テープを張ったら潜れるかも?出血をすばやく止める、というBAND-AIDクイックヘルプという商品もあります。
また、キュビエ器官が止血に使えるらしいですね。水中でナマコゲットできたら、お手軽かも??
水を傷口に触れさせないためには、こういう商品があります>BAND-AID やわらか防水フィルム
これ、柏島でケガしたとき、kenyuさんに防水の絆創膏買ってきて!!って頼んだら買ってきてくれたヤツです。その節は大変お世話になりました>kenyuさん まだお会いしないうちから頼みごとしちゃってすんまへんでした(^^;) やっぱ柏島とかだとこういう商品はなかなか手に入らないようでして。
あのとき以来、実はダイビングに出かけるときは、コレ(の類似商品を)いつも持参しています。
ちなみにフラプッチはJohnson&Johnsonのまわしものではありません。
★湿潤治療
賢2さん、フラプッチがケガしているのを見て、消毒薬と絆創膏を買おう!って薬局に一緒に行ってくれたのですが、フラプッチは消毒薬は必要ない、絆創膏は違うやつがいい。って止めました。
従来、傷は消毒して乾かす、のが常識だったと思いますが、
最近は、傷は消毒せずに乾かさないほうが良い という考え方が出てきています。
これが湿潤治療です。
従来の方法では、
消毒することにより、正常な細胞や、集まってきた白血球まで破壊し、弊害の方が大きい。
また、乾かすことにより、皮膚を治癒するために分泌される傷口のジクジク、「細胞成長因子」の働きが阻害されると共に、乾燥に弱い真皮も殺してしまう。
という理論です。
もちろん、この治療法は、雑菌をなるべく落とすよう、まずは傷口をよく洗浄するのが前提です
ちなみに、フラプッチは4年前、アメリカでチャリでこけて破傷風の注射を打っているので、破傷風の心配はないのだ。10年は大丈夫って言われたもん。ふふぉっふぉっふぉ。外国でコケた甲斐があった。(?)まぁ日本ではあまりないかもですが、破傷風。これから温暖化で破傷風菌の勢力が増すとかあるかも?しかし、海外で擦り傷などが地面に触れた場合などは要注意です。以前雑誌ディスカバーを読んでいたら、サンディエゴでサッカーの試合の最中に転んでケガしたメキシコ人(=破傷風の予防接種を受けたことがない)が破傷風になった事例が載ってて…背中の筋肉がひきつれて背中がのけぞり、背骨が折れる…とか、恐ろしかった、、、
でもって、この理論もとにを商品化されたのが、BAND-AID キズパワーパッドです。
フラプッチも今回、この商品を購入。
通常の絆創膏と比べると高いけれど、一度貼ると最高5日間まで貼りっぱなしにできるし、傷の治りも早く(キズを3倍早く治すと宣伝してます)、跡も残りにくいのなら良いかもですね。
しかし、フラプッチのは傷がでかすぎて、端から汁が垂れてきます…ohz
従来の絆創膏のようにパッドがないのですが、結構膨らむので、傷口より大き目のものを貼るのが良いようです。
また、キズパワーパッドでこの体液を保つために利用されているハイドロコロイドは「乳幼児に使うとかなりの率で接触性皮膚炎を起こしたり,膿痂疹を作る」そうで、2歳以下の子供には使えないとか、既に化膿しているものには不向き、とか注意書きにありますので、利用の際には説明書をよく読みましょう
湿潤治療についての詳細は、この治療法について本等出版しているお医者さん、夏井 睦さんのHPで。また、こちらなどではもうちょっと大まかにざっと説明してあります。
★水絆創膏(液体絆創膏)
さてはて、上の治療法が良いにしても、絆創膏をカバーする防水のシートなどが手元にない場合、ダイビング中にケガをしたらどうすればよいでしょう?
この、水絆創膏がよいかもしれません。
瞬間接着剤のような液体を患部に塗布・乾燥させることで被膜を形成し、細菌の侵入等を防ぐもので、被膜が患部に密着するため皮膚の屈伸に強く、また、水にも強いというものです。
コロスキン(東京甲子社)、サカムケア(小林製薬)リュウバン(大木製薬)などという名前で売られています。
ちなみに。塗布時に一瞬しみることがあるとか書いてあるようですが…
実際は劇的に痛いらしいです。
アルコールで消毒する痛みの比でないらしい…
そして、これらの中身は殆どアロンアルファと同じで、実際アロンアルファでも代用できると聞きました。
度胸のある方、ぜひ実践してレポートしてくださいww
★止血して防水へ
ちょっとした切り傷の場合なら、アロンアルファで苦しまなくても、止血して防水テープを張ったら潜れるかも?出血をすばやく止める、というBAND-AIDクイックヘルプという商品もあります。
また、キュビエ器官が止血に使えるらしいですね。水中でナマコゲットできたら、お手軽かも??
水を傷口に触れさせないためには、こういう商品があります>BAND-AID やわらか防水フィルム
これ、柏島でケガしたとき、kenyuさんに防水の絆創膏買ってきて!!って頼んだら買ってきてくれたヤツです。その節は大変お世話になりました>kenyuさん まだお会いしないうちから頼みごとしちゃってすんまへんでした(^^;) やっぱ柏島とかだとこういう商品はなかなか手に入らないようでして。
あのとき以来、実はダイビングに出かけるときは、コレ(の類似商品を)いつも持参しています。
ちなみにフラプッチはJohnson&Johnsonのまわしものではありません。
by frappucci
| 2007-03-23 13:32
| 危険情報