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フラプッチ~のダイビング日記。

[dive.124] ナビ予習の権太郎岩ではモノ落としまくりの奇跡。

[dive.124] ナビ予習の権太郎岩ではモノ落としまくりの奇跡。_d0056263_14241610.jpg去年、葉山でセルフをしたとき、連れて行ってくれた人に頼りっぱなしで心苦しかったので、自分でナビができるようになってセルフをリベンジしたい、そしてゆったりまったり好きなだけウミウシ写真を撮るのだ~!というのが当面のダイバーとしての目標となりました。それからはや一年、レスキューも取って、念願の葉山セルフ!バディは、フラプッチのナビがどうにもならなくなってもなんとかなりそう(笑)で、かつ生き物を見つけてくれそうなビルバインさん。うーん完璧!





というわけで、まず一本目はガイドさんにお願いしての”ナビ予習”ダイビング。
潜水前にあらかじめ、水中ノートに水中MAPを写し取り、ガイドさんにコースを確認の上、水中の要所要所で場所を教えて貰う約束をする。

久しぶりの葉山。海のそばで準備をしてタンクを担ぐと、腰が水に漬かるまで岩場を歩いていく。これが結構キツイ。引き潮で遠浅なのか、かなり歩いたけど、水面が反射して足を出す先の水深や場所の様子が見えにいため、おっとっと…っていうことが結構あり、これも体力使います。ひえー葉山ってこんなに大変だったっけ?と、エントリ前からヘトヘト。

しかも、思うに、外気温が高い中でのロクハン着用が結構キツイのかも?まだまだ着慣れていないロクハン、着ただけでストレスになってるのが自分でもわかります。以前神子元で必要以上にストレス感じた一番の原因も”夏のロクハン”だったのでは…?!

ようやくエントリ。久々の葉山の海、カジメわさわさ・うねり有・透明度5m。って実はフラプッチの葉山での潜水ではこれまでで一番良いコンディション、これも狙い通り(初ナビなのであまりに海況悪いと辛いかと…)。ま、その前に串本行ったばかりだったんで、ちと「こんなんだっけ?」って驚きましたが。しかも移動が結構長い、うーんすでに疲れているのでなんだかもっと疲れる…。

2本目のセルフでは水面移動で目印の根まで行くつもりなので、その根のところまで来てから水上からの景色を覚えるため、一旦ひとりで浮上。このとき、なんだか自分にまたストレスがかかってるなーと思いながら潜降。

2本目のコース取りをする上で、押さえるべき権太郎岩のポイントは5つ。
1.コース取り開始地点の小さな根
2.通称ウミウシストリート
3.第一の水路
4.第二の水路
5.オーバーハング

1をチェックしたので今度は2だよな…と水中マップを見ようとしたら…ナ、ナイ。BCにコイルでつないでいたものの、コイルの先のノートが無くなっている
2に到着して知らせてもらったとき、ガイドさんに水中ノート紛失を伝える。しかしショック。とあるイベントで貰ったヤツだけど、買うと結構高いしさぁ。

[dive.124] ナビ予習の権太郎岩ではモノ落としまくりの奇跡。_d0056263_14212023.jpg次はナビだ!という緊張から、生物探しよりも地形を覚えることに集中。
それでもいくつか、ガイドさんが教えてくれた生物は写真には撮りましたが…気合はいってないからか、まともに撮れたのはハナタツだけ
コイツとか、ほんにちっこい。5mmぐらい?目を離すとすぐどこにいるかわからなくなってしまうのでMy似非指示棒で場所を指して撮ってみましたが、…証拠写真ってことで。

そして第1の水路で…ああ、色々気をとられていて水深見てないじゃん。ということに気付き、ダイコンに目をやったところ…
ナ、ナイ
そういや1のポイントで潜降後、BCにはめていたダイコンを腕に付け直そうとしたのだけど…考えてみたら、付け直そうとして苦労したものの、付けた記憶がない。もしかして、付けている途中で何かに気を取られて、付けている最中ということを忘れてしまったとか?!なんか今日、ぼーっとしてたから、有り得ないわけじゃない気がしてきた。と、水中で自分のアホさ加減にショック…大丈夫か、フラプッチ?ちょっと最近仕事がハードで疲れているとか?とか、色々言い訳を探すのに忙しくて、やっぱり生物は探していなかった…

[dive.124] ナビ予習の権太郎岩ではモノ落としまくりの奇跡。_d0056263_14224113.jpg5のオーバーハングにてガイドさんにダイコン紛失を報告。そのため、ガイドさんは、来たコースを戻ってくれたのですが、落ちてない。っていうか、下は結構石とかカジメとかで、落ちててもこれじゃ見つからないよ…って感じ。
でも、目をこらしてたら、ムカデミノウミウシ発見。喜んでビルバインさんを手招きするも、シカトされた…
えーん。って思いながら、よくよく見たら、そこいら中にムカデミノウミウシが
「まーたコイツ、たくさんあるもの差してるなーと思って無視しちゃったよ!」とエキジット後にビルさん。
うえ~ん、ダイコン失くした成果物だったのに!>ムカデミノウミウシ

そして。とうとう見つからないまま、エキジットになってしまいました。


水から顔を上げるや否や、ビルさんに向かって、「ダイコン無くした!」と報告。
すると、同行ダイバーさんが、「誰かコレ、無くした人居るかな?」と、フラプッチの水中ノートを…
うおおお!水中ノート見つけてくれてたんだ!感謝感激!こんなこともあるもんだ!

ちょっとご機嫌になりながら、タンクセッティング場所のブルーシートが敷いてある場所へ。すると、既に戻っていたダイバーさんたちが居て、「誰かダイコン落とした?
えええ?!「はいはいはーい!!落としました落としました~~!」
なんと!水中で拾っておいてくれたのです。奇跡だ~~~

まぁ、つけかけのダイコン落とすっていうのもある意味奇跡ですが。

しかし、この日の(よいほうの)奇跡はこれで終わりでした…
by frappucci | 2006-09-07 14:27 | ダイビング日記