16日のサイパンのグロットでの死亡事故
わたしも先月潜った、サイパンのグロットでの死亡事故の報道がありました。
いろいろ流布していることが本当であれば、
6人での水中ツアー中、1人が浮上をはじめたため、イントラさんが後を追ったそうです。
残りの5人を他のショップのイントラさんが連れて帰ったけど、二人は帰らず、イントラさんは残圧0で島に流されているのを発見されたようです。イントラさんは今年からそのショップに働き始めたばかりだったけど、経験本数800本以上で、責任感の強い方だったとか。
ここのショップは、事故当初、ホームページに謝罪文を載せたものの、すぐにホームページをすべて削除したようです(右図)。それどころか、自社のサイパンツアーでこのショップを利用していたダイビングショップ(?)のツアーページからもこのショップを使ったツアーが消されている模様。
こういう場合はショップはどう対応するべきなんでしょう。
真偽はわかりませんが、このショップは過去にも事故例があるという噂もあります。
おそらくダイビングショップは個人経営の小さいところが多いし、そういう噂が流布してしまえば、ショップをたたまざるをえなくなるかもしれません。そうなればそこで働く人たちの死活問題です。上のショップも、まずは真摯に謝罪したものの、やはりこうしたリスクを考えてホームページを削除したのでしょう。
さらに、業界団体が、こうした事故事例を握りつぶしているという噂もあります。そういう圧力があったのかもしれません。
一方で、ダイバーにとって、こうした情報から学べることは大きいと思います。
それに、安全と宣伝されているスキューバ・ダイビングだって、やはり事故があるのだということを自覚するのは大切なことでしょう。
実は全く素人には使いこなせないパソコンを、簡単とだまして買わせても、被害はせいぜい着かないパソコン1台で済みます。けど、まったく安全と宣伝してそのつもりになったダイバーが無謀な行動にでてしまえば、その代償は命なのだし。
それに、本当に危ないショップあるいはインストラクターなら、それを知らされる権利がダイバーにはないのか?という疑問もあります。
こうやって考えていくと、結局いまのところ現実的なのは、ダイバー自身がリスクマネジメントをする、ということでしょう。ライセンスをとって終わりではなく、事故例を調べたり、ダイビング関連の知識を増やす努力をしたり。潜水時にも、自分を危険にさらすようなことのないよう、必要な管理はきちんとする。と。
わたしは、5月に旅行先のオーストラリアでライセンスをとりました。
そして、海洋講習2日目、2本潜ってライセンスをとった後に、ファンダイブを3本=1日5本しました。しかも、前日眠れなくて2時間睡眠の状態です。1本目で緊急浮上などやらされてるときは寝不足で気持ち悪くて、浮上させられているのが緊急浮上の練習だということにも気付かなかったぐらいです。更に浮上後水面でもぼーっとしてて流されたり。
更に、海の中で、何か触ったら危険という認識もほとんどなく、レンタルのスーツも半そで短パンでグローブのレンタルはなしだったこともあり、さっそくイソギンチャクに触りました。
今考えると、危なかったなぁと思います。
イントラさんは、技術的に劣っているようには感じなかったけど、私がぼーっとしていてもお構いなしに、はいできましたね じゃ次。って雰囲気でした。
(余談ですが、後からわかったのですが、オーストラリアでは、ワーキング・ホリデー・ビザ所有者は、1箇所に3ヶ月しか働けないそうです。私のイントラさんはワーホリだったので、やはりそのショップでは3ヶ月までしか働かなかったでしょう。そのような状況では、適当にこなしておけばよいと考えるイントラさんが出てきても不思議もないような気もします。)
オーストラリアでは、ボートで2泊して10本潜って陸に上がったあと、かなり具合が悪くて、減圧症を疑い再圧チェンバーのある専門医のところで診断してもらいました。(ちなみに診断結果は陸酔い…) それで反省して、このところ、ダイブコンピュータ買おうかとか考え始めた私です。
末筆ながら、お二人のご冥福をお祈りしつつ。
いろいろ流布していることが本当であれば、
6人での水中ツアー中、1人が浮上をはじめたため、イントラさんが後を追ったそうです。
残りの5人を他のショップのイントラさんが連れて帰ったけど、二人は帰らず、イントラさんは残圧0で島に流されているのを発見されたようです。イントラさんは今年からそのショップに働き始めたばかりだったけど、経験本数800本以上で、責任感の強い方だったとか。
ここのショップは、事故当初、ホームページに謝罪文を載せたものの、すぐにホームページをすべて削除したようです(右図)。それどころか、自社のサイパンツアーでこのショップを利用していたダイビングショップ(?)のツアーページからもこのショップを使ったツアーが消されている模様。
こういう場合はショップはどう対応するべきなんでしょう。
真偽はわかりませんが、このショップは過去にも事故例があるという噂もあります。
おそらくダイビングショップは個人経営の小さいところが多いし、そういう噂が流布してしまえば、ショップをたたまざるをえなくなるかもしれません。そうなればそこで働く人たちの死活問題です。上のショップも、まずは真摯に謝罪したものの、やはりこうしたリスクを考えてホームページを削除したのでしょう。
さらに、業界団体が、こうした事故事例を握りつぶしているという噂もあります。そういう圧力があったのかもしれません。
一方で、ダイバーにとって、こうした情報から学べることは大きいと思います。
それに、安全と宣伝されているスキューバ・ダイビングだって、やはり事故があるのだということを自覚するのは大切なことでしょう。
実は全く素人には使いこなせないパソコンを、簡単とだまして買わせても、被害はせいぜい着かないパソコン1台で済みます。けど、まったく安全と宣伝してそのつもりになったダイバーが無謀な行動にでてしまえば、その代償は命なのだし。
それに、本当に危ないショップあるいはインストラクターなら、それを知らされる権利がダイバーにはないのか?という疑問もあります。
こうやって考えていくと、結局いまのところ現実的なのは、ダイバー自身がリスクマネジメントをする、ということでしょう。ライセンスをとって終わりではなく、事故例を調べたり、ダイビング関連の知識を増やす努力をしたり。潜水時にも、自分を危険にさらすようなことのないよう、必要な管理はきちんとする。と。
わたしは、5月に旅行先のオーストラリアでライセンスをとりました。
そして、海洋講習2日目、2本潜ってライセンスをとった後に、ファンダイブを3本=1日5本しました。しかも、前日眠れなくて2時間睡眠の状態です。1本目で緊急浮上などやらされてるときは寝不足で気持ち悪くて、浮上させられているのが緊急浮上の練習だということにも気付かなかったぐらいです。更に浮上後水面でもぼーっとしてて流されたり。
更に、海の中で、何か触ったら危険という認識もほとんどなく、レンタルのスーツも半そで短パンでグローブのレンタルはなしだったこともあり、さっそくイソギンチャクに触りました。
今考えると、危なかったなぁと思います。
イントラさんは、技術的に劣っているようには感じなかったけど、私がぼーっとしていてもお構いなしに、はいできましたね じゃ次。って雰囲気でした。
(余談ですが、後からわかったのですが、オーストラリアでは、ワーキング・ホリデー・ビザ所有者は、1箇所に3ヶ月しか働けないそうです。私のイントラさんはワーホリだったので、やはりそのショップでは3ヶ月までしか働かなかったでしょう。そのような状況では、適当にこなしておけばよいと考えるイントラさんが出てきても不思議もないような気もします。)
オーストラリアでは、ボートで2泊して10本潜って陸に上がったあと、かなり具合が悪くて、減圧症を疑い再圧チェンバーのある専門医のところで診断してもらいました。(ちなみに診断結果は陸酔い…) それで反省して、このところ、ダイブコンピュータ買おうかとか考え始めた私です。
末筆ながら、お二人のご冥福をお祈りしつつ。
by frappucci
| 2005-07-22 14:58